夫婦二人がかりでキャリーにプルを突っ込んで病院へ。
事前に電話をしておいたのですんなりと案内された。
怖くて潜る。
「注射まだ?」
肉球の汗が半端じゃない。
3種混合ワクチンと肛門腺絞りをやって終了。
昨年は血液検査もフルコースでお願いしたのだけれど、あまりの何も無さに先生が今年はいいんじゃないかと言った。
プルはキャリーにさえ入れてしまえば、診察台の上からは1歩も動けないくらいおとなしくなる。
この病院の男の先生はプルの事がお気に入り。
とにかく可愛いらしく、しばらくナデナデしてからキャリーに入れてくれる。
家に帰ったらちょっといつもと時間が違う特別なちゅーる。
この日は夜もちゅーるを食べたから、3本も食べた。
ぷーちゃん、この1年でちょっと太ってしまった。
太くても可愛いよ。
ちゅーるがあると近寄ってくるのに、ちゅーる無しの私は嫌みたい。
この日はずっと避けられてしまい、プルもあまり寝ないで気を張っていた。
もしかしたら色んな嫌な記憶がキャリーで戻ってしまうのかもしれない。
プルはもともとは同じマンションの子供だらけの家で飼われていた。
ところが、その家が金銭的な問題で夜逃げのように居なくなり、プルを置いて行ってしまった。
その後、推定2歳の時にうちに来た。
私の知らない2年間は大変な思いをしたんじゃないかな。
その2年を推測することはできても、ちゃんと知ることも埋めることもできない。
だけど絶対に私たちはプルをどこかにやったり置いては行かない。
そんな思いを伝えながら、来年はキャリーに入れてみよう。
夜になって嫌がらせを始めた。
タブレットにお尻をペッタリ。