8/3に主治医から電話。
- おとうさんが8/3の朝に37.7度の発熱。
- 原因を探るとこれも術後合併症の骨盤内膿瘍を発症。
腹腔内膿瘍・骨盤内膿瘍
術後に腹腔内に細菌が感染し、膿(うみ)の塊を形成する合併症です。膿が小さな場合抗生物質の投与で治癒しますが、縫合不全が関与している場合、治療は長期化することがあります。
おとうさんの場合、骨盤の深いところに膿があり、放射線科の先生と話し合った結果、針を刺して抜く処置は位置的に危険とのこと。抗生剤で治療中だそうです。よって入院が少し長引きます。
ものすごく心配ですが、入院中にわかったので迅速に治療を受けることが出来ているという点は安心です。
それにしても手術後ってこんなに色々なことが起こるのですね。
思わず「主人はだいじょうぶなのでしょうか?」と不安を口にすると、「大丈夫ですよ!」と頼もしい返事が返ってきたので信じましょう。
おとうさんの大腸がん、術前予測ステージは3Bまたは3C。
術後の病理検査の結果は3C。
抗がん剤治療を頑張っても再発のリスクが高い群です。
リンパ節に複数転移があり、主リンパにも転移がありますと。(今回切除済み)
「何か明るい話はありませんか?」ダメもとで聞いてみました。というか、何かひとつくらい明るい話を聞いておかないと心が折れそうでした。
👦「ありますよ!」
👧「あるんですか!?」食い気味に聞いてしまいました。
👦「今回の手術では完全切除が出来ています。これはすごく良い結果です。」
R0(アールゼロ)切除という、取り残しのない手術結果だそうです。
術前検査や診察状況からステージについてはおおむねわかっていて覚悟はしていたつもりですが、決定事項として突きつけられると急に重たくなってしまったのが8/3の夜。
でもおとうさんの方がもっと不安でしょうね。
せっかく退院したと思ったらすぐに入院で緊急手術。今度は合併症その②って。。。
心が折れていないと良いのですが。
■今後の予定。
順調にいけば9月あたまから抗がん剤治療を開始。
初回だけ4泊5日の入院です。
治療用のポートを埋め込むためのプチ手術と、抗がん剤との相性確認のため。
3週間に一度の外来点滴で半年。
半年後に再発が確認できなければ終了で、あとはフォローアップのみ。
物静かだけど淡々と事実を伝え、気を持たせるようなことはいっさい言わない主治医。
その主治医の口から唯一出た「おとうさんは大丈夫」の言葉と「良い結果」の言葉の明るい内容2つ。これに支えられました。
現時点でガンは取り切れたわけですから、ここからは神のみぞ知る領域。
必ず再発するとは決まってはいません。
いっしょに再発からは逃げ切りたいですが、再発してもとればいいじゃないかくらいの気持ちで行こうと思います。
手術適用内でガンが見つかったこと・神経一部取ったけど排尿障害は起きていないこと •イレウス(腸閉塞症状)も剥離のみで終わったこと・骨盤内膿瘍も入院中に見つかったことなど、何だかんだとおとうさんは間に合っている。
この強さを信じましょう。
自分の周囲で3Cで何年も経過して元気にしている方が3人います。
ひとりは義理の母(なんと、おとうさんの母親です)
昨日、てんちゃんの記事を思い出しました。
覚悟はしていたつもりでも実際に告げられるとショック、本当にそうだなぁと読み返しました。
あと、アメブロなのですが、明るい田中さんの書き方に引き込まれてつい読んでしまいました。同じく再発から逃げ切ろうとしている方です。酒飲みながらだそうです(笑)
「おとうさん逃げ切ってるなぁ。」と半年後、1年後…その先も明るく見守っていただけるとうれしいです。